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2009年8月

2009年8月27日 (木)

貴重なもの

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夕方。帰る途中に伊根に立ち寄りちょっとぶらぶら。


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舟屋と呼ばれる独特な建物。一階部分が海に直接繋がっていて、船のガレージ(?)になってます。
この舟屋で宿を営んでおられるお家もあるのですが、タヒチの水上コテージばりに海との一体感
が味わえそうですね。伊根には(タヒチの水上コテージにも)泊まったことはないのですが、一度
部屋の中から釣りをしたり、波の音を聞きながら眠ったりしてみたいです。

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南の島のリゾートには到底マネのできない侘び寂び。


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伊根に来るのは久々で、ちょっとくらいは観光地化してるかと思ってましたが、道の駅と地域の
歴史資料館のような建物が新たに出来てただけで、土産物屋どころか食事する場所すら探すのに
苦労するほどの変わらなっぷり。一本しかない道を歩いていると、アヒルとお喋りしてるお婆さ
んがいたり、網の手入れをしてるお爺さんがいたり、まるで誰かのお宅に上がらせてもらってる
かのような生活感がそこかしこに漂っています。

観光地の中には意図的に生活感を排除してしまってる所もあり、それはそれでテーマパーク的な
便利さや気楽さがあって良いのですが、やはり町は人の生活があってこそ。個人的にはこういう
所が好きですね。


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生活の場と海のあわい。

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狭い道を歩いていると、すれ違う子供が挨拶してくれました。
当たり前のようで、もう当たり前ではなくなりつつあるもの。

漁村としては唯一、重伝建保存地区に選定されている伊根ですが、
建物だけではなく、そういうものもずっと残っていって欲しいものです。






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2009年8月25日 (火)

丹後の海

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京都府の最北端。丹後半島の海です。

京都市内からは福井の若狭湾が一番近いこともあり、この辺は京都府下とはいえど
あまり馴染みがないのですが、ちょっと足の伸ばして行ってみました。

この辺りまで来ると浜茶屋やシャワーどころか自動販売機すらないですが、
こんなに良い浜を独占できるなら、他はなんにも要らないですね。


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道があって田んぼがあってその向こうは海と空だけ。

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あ、それと花畑もありますね。


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ん・・・?

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なんだお前は(笑)

一種のお地蔵さんか、新手の神様か・・・
なにやら有り難い感じはします。


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福井南部の若狭の海は、夏になると京都や名古屋方面から若者が大挙押し寄せて、
彼らが放つ欲求のオーラで溢れかえるのですが、ここまで来るとそういった暑苦しさは
皆無、非常に落ち着いてます。
二十歳前後の頃は若狭の海もそれなりに楽しかったのですが、今はもうこういう所の
ほうがいいですね。

この後、舟屋で有名な伊根へ行ったのですが、その時の写真は次の投稿で。



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2009年8月18日 (火)

謎の花とカワセミ

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先日、北嵯峨方面のとある池の脇を通りかかった時に見つけた謎の花。
あまりの咲きっぷりに思わず車を止めて撮影しました。

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後日、何の花なのかちょっと気になったので散歩のついでに御所に寄ってみました。
この森の文庫には植物図鑑が置いてあるんです。

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ハシボソさん、ちぃーっす。

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つぶさに図鑑を調べてみるも載っておらず。。もしかすると外来種なのかもしれないですね。

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ニホントカゲ。コバルトブルーのしっぽがかっこいい。

花の正体を調べるのは諦めて、せっかく御所に来たのでぶらぶら散歩していると、視界の端にキラっと青く
光るものが入りました。何かと思って見てみると・・・・

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カワセミです。
いるとは聞いてましたが見るのは初めて。突然のことに一度目は撮る事ができなかったのですが、
カメラを構えたまましばらく待っていると、また現れたので激写です。

でも手持ちのレンズではこれが限界ですね。バズーカ砲みたいなレンズ欲しいです。
レンズに80万とか100万とか出す勇気はないですが。。

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レンズといえば、実はこの前、梅花藻の写真を撮る時にレンズの中に水滴が入ってしまいました。
動作自体はまったく問題ないのですが、レンズの内側に水滴の跡が残ってしまい、このような惨状に。。

撮ってる時はちょっと水滴が入ったぐらい後でクリーニングに出せばいいわ、と気軽に考えてましたが、
帰ってきてクリーニングの料金を調べてみると、2万円以上もすることが発覚。以前、ローパス
フィルター+ファインダー内のクリーニングをしてもらった時は千円ぐらいでやってくれたので、今回も
それぐらいだろうと高を括っていたのですが・・・
レンズの一番前の玉の内側を拭きたいだけなのにそんなに払ってられないので、工具を買って自分で
掃除することに・・・

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前の玉を掃除してまた付けるだけなので光軸調整の事とかはそんなに気にしなくても大丈夫なはず。
(↑完全に希望的推測)

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復活!以前から入っていたホコリもついでに掃除出来てスッキリ。
バズーカは買えそうにないので、まだまだこいつには活躍してもらわないと。

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2009年8月13日 (木)

つわものどもが夢の跡

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福井県のほうに行ってました。勝山の平泉寺白山神社です。

この神社の歴史は古く、奈良期の末に泰澄という人により創建されたそうです。平安中期には比叡山延暦寺の
末寺となり勢力を拡大し、室町時代には最盛期を迎え「平泉寺」として日本史上有数の規模の宗教都市を築き、
朝倉氏と肩を並べるほどの一大勢力となります。(かの東尋坊もここの僧兵でした)
その後、戦国時代になると本願寺派の一向一揆に焼かれ衰亡。江戸時代に入り秀吉の庇護を受けて復興するも、
明治になると今度は明治政府の神仏分離令により寺号を捨て、現在に至るという非常に派手で波瀾万丈な歴史
を持つ神社です。現在のこのひっそりと静かな雰囲気からは想像し難いですね。。

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空気がとても瑞々しい。フィトンチッド大盛りです。
苔に音が吸収されてしまうのか、蝉の音さえも柔らかく聞こえます。

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涼しいです。苔のラジエター効果をハッキリ体感。マンモス涼ピーです。


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発掘現場で一服するお爺さん達。
現在、この神社の敷地面積は最盛期の1/10にすぎず、神社周辺では発掘作業が行われています。

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苔寺(神社)というと西芳寺が有名ですが、こちらの苔も素晴らしかった。
現在、ここを世界遺産の登録しようという動きがあるそうですが、個人的には、出来れば
このままひっそりした雰囲気を保ってもらいたいと思ってしまうほど良い場所でした。

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2009年8月 7日 (金)

鱒の塩焼きと変なパン

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醒ケ井の続きです。前回の投稿はあれで完結してると見せかけたフェイントです。


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地蔵川で梅花藻と冷たい水を心置きなく堪能していると、あっという間に昼になりました。
腹減ったなー、と思ってると、ちょうどおいしそうな出汁のにおいを漂わせてるお店を発見。

さっそく玄関をくぐり、中の人に「予約とかしてないですが、お腹が減って死にそうなので何か
食べさせて下さい」*とお願いすると、どうぞどうぞと綺麗な庭の見える席に通して下さいました。

(*多少ウソが混じってる場合があります)


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ここ醒ケ井は養鱒が有名。迷わず鱒の塩焼きをチョイス。
鱒は塩焼き以外にも田楽焼きも選べました。

鱒の塩焼きや洗い、野菜の炊き合わせなど、どれも美味しかったのですが、ほぐした鱒の身が入った
炊き込みご飯がうまかった。こういうお店は一品一品は美味しいけど、量的に少なくて満足出来ないと
いう事が多いのですが、この鱒ご飯はおかわり自由。いくつになっても食べ盛りな人にも嬉しいおもてなし。


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お店の名前は「本陣樋口山」。おいしかったです。
この醒ケ井には、少し山に入った所に醒井養鱒場という東洋一の規模を誇る鱒の養殖施設も
あり、そこの釣り堀で釣った鱒を持ち込んで料理してもらったりするのも楽しいかもしれません。



そんなこんなで醒ケ井を後にし、北国街道を北上。

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とあるパンを求めて、琵琶湖の北端に位置する木之本という町にやって来ました。


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これがそのパン。サラダパンです。
50年以上も地元の人達に愛され続けてるパンなんだとか。

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サラダパンTシャツ!(笑)
Tシャツになるまで愛されてるとは・・・これはかなりの愛され具合ですね。


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店の軒先のベンチに腰掛け、さっそく買ったばかりのサラダパンを試食。
見た目は普通のコッペパン。至ってノーマル。ふわっと軽くて懐かしい感じ。

しかし、その中身は・・・・

たくわん。沢庵です。マヨネーズ和えのたくわん。食べるとぽりぽり音のするあれ。

これ確かに美味しいんですが、味より何より半世紀にも渡りこのパンを愛し続けて来た人々の気持ち
を考えると面白くてしょうがなかったです。木之本・・・素敵な町です。ぜひ一度訪れてみて下さい。


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木之本地蔵院。
賤ヶ岳の戦いの時には秀吉の本陣が置かれた事もあるというお寺。
変なパンだけじゃなく、歴史も満載です。

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身代わり蛙。このお寺に住むカエルは眼に病を持つ人々が治るよう願をかけ、その身代わりに
片方の目をつむりながら暮らしているのだとか。立派すぎる。

最近、視力が落ちて来たような気がするので、丁寧にお参りしときました。


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つい買ってしまったサラダパンT。この夏の勝負服にするとしよう。

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2009年8月 4日 (火)

梅花藻

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やっと梅雨が明けましたよ近畿地方。
朝起きて窓を開けると久しぶりの青空に入道雲。セミもわんわん鳴いていて、これはもう紛うことなき夏!
ここのところずっと曇り時々雨、みたいな天気が続いていましたが、いきなり真夏がやってきたようです。

こんな日にアパートでくすぶっていたのではおてんとうさまに申し訳ない。
10分で支度をして、パンをくわえたまま玄関を飛び出し(←ちょっと誇張)、滋賀県へと向かいました。
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醒ケ井(さめがい)です。滋賀から岐阜へ抜ける中山道の途中、関ヶ原の少し手前に在るかつての宿場町。

この醒ケ井は現在も交通の要所で、近くを通る大きな国道にはトラックがひっきりなしに通っていますが、
一本裏の旧街道へ入るとこの通り、静かで落ち着いた町並みが残っています。
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そして醒ケ井といえば梅花藻。年間を通して水温が一定した冷たい清流でしか育たない水草で、7月〜8月
にかけて梅に似た小さな花を咲かせます。梅花藻はハリヨという珍しい魚の産卵床にもなっていて、この
地蔵川はハリヨの貴重な生息地にもなってます。

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ハナアブの仲間。
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すたすた歩けば10分で端から端まで歩けるほどの町ですが、そこには「これぞ日本の夏!」といった光景が
濃密に詰まっています。少し川に足を浸けて涼んでいたのですが、長く浸けていられないほど水は冷たく、
久しぶりに飲んだラムネも冷えててうまかった。
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ゆらゆらと涼しげ

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ザ・正しい夏の過ごし方、を求めてる方には本当におすすめできます醒ケ井。
この時期は日が暮れてから梅花藻のライトアップもしてるそうです。

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